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つくば市への要望

要望書の提出(2022年6月15日)

つくば市の回答(2022年7月8日)

回答:環境保全課】
 つくば市では、洞峰公園整備運営事業は、絶滅危惧種等を含めた自然環境、生態系への影響について十分検討がなされる必要があり、特に希少な動植物が生息・生育するエリアにおける工事等については、その環境が維持されるか、持続可能なかたちで自然環境や生態系に最大限配慮された手法がとられるべきと考えます。
 茨城県は、「生物多様性地域戦略」を平成26 年に策定しており、その中で、都市部の公園・緑地における課題として、配慮が不十分な管理が行われることで、生物多様性に富んだ生態系が失われる可能性があることが示されています。また、同じく茨城県が策定した「茨城県希少野生動植物保護指針」では、各種開発に係る希少野生生物保護の基本的な考え方及び手続きが示されており、県、市町村、事業者、県民、民間団体等の各主体が自主的に可能な範囲で適切な保護、保全を図っていくことが重要とされています。
 これらを踏まえ、市としては事業者である茨城県に対し、つくば市環境基本条例の基本理念にのっとり、今回の整備運営事業による自然環境や生態系へ与える影響について、調査等を実施し、評価・検討を行った上で、市民に結果を広く周知するよう要望していきます。
 生物多様性地域戦略については、令和6年度の策定を目標としており、今年度7月から開催する「つくば市生物多様性地域戦略策定懇話会」において、野生生物が生息・生育する様々な空間(森林、農地、都市公園内緑地・水辺、河川等)がつながるエコロジカルネットワークが重要であるとの認識の下、様々な主体が連携しながら、生物多様性の保全及び持続可能な社会を創っていくための施策を検討していきます。
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