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絶滅危惧種保全活動

SDGs目標15「陸の豊かさも守ろう」と絶滅危惧種

SDGs目標15は、「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」為の取り組みです。
取り組みの一部は、次のようなものです。
  • 陸域生態系、内陸淡水生態系を保全・回復し、持続可能な利用を確保する
  • 山地生態系の能力強化・保全を確実に行う
  • 絶滅危惧種の保護と絶滅防止のための対策を講じる
  • 動植物の密猟・違法取引を撲滅する対策を講じ、違法な野生生物製品に対処する
  • 外来種の侵入を防止し、優先種の駆除根絶を行う
洞峰公園は、自然公園でも里山でもありません。都市公園です。たった20haの都市公園で100種類近くの野鳥が観察できて、樹齢100年近い木々と注意深く管理されている洞峰沼には多くの小動物・昆虫・植物・地衣類などを日常的に観察することができます。
現在の洞峰公園の姿を作ったのは、50年まえの筑波学園都市計画の中で、有識者、地域の学校理科の先生、行政、都市計画者が共に知恵を合わせて、人間の生活と自然を調和させる最善の策を講じた結果です。
都市計画中には、日本で初めてと言ってもいい総合的な環境調査(水質・土質・地形・生物等)が行われています。

今回の整備運営事業は、300~500以上樹木伐採が予測される大規模計画です。SDGs目標15を念頭においたときに、茨城県やつくば市の各種条例等に従った、整備計画である必要があります。

レッドリストに掲載されている希少種は、洞峰公園の生物多様性の象徴です。希少生物が成育・観察される環境こそ保全されるべきと考え、茨城県、(株)長大、つくば市に保護・保全を要望しています。

活動内容の概要

茨城県への働きかけ
  • 茨城県希少野生動植物保護指針 及び 茨城県生物多様性戦略に基づいた整備事業の計画・実施・運用を要望しています。
  • 生物多様性保全には、行政・利用者・専門家が一体となって取り組む事が必須であることから、引き続き協議会設置を求めています。
(株)長大への働きかけ
  • 同社のコーポレートポリシーの一つである環境方針及びサステナビリティーと環境に係わるCSR方針に基づいた整備事業運営を要望しています。
  • 茨城県及びつくば市の条例や指針に基づいた整備事業運営を要望しています。
  • 環境省 生物多様性民間参画ガイドラインに基づいた整備事業運営を要望しています。
つくば市への働きかけ
  • つくば市環境基本条例に基づいた整備事業運営を茨城県及び(株)長大に求めていくことを要望しています。

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